退職するとき、月の途中と月末だとどちらがお得か?

退職するとき、月の途中と月末だとどちらがお得か? 退職
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こんにちは、しらいし ひろしです。

私はIT企業の人事部で
中途採用を担当しています。
もちろん現役です。

そんな私が、現役人事からの目線で
「転職」や「仕事」について、有益な情報を発信しています。

さて今日のテーマは
「退職するとき、月の途中と月末だとどちらがお得か?」です。

この記事は

・勤めている会社を退職をしようかどうか悩んでいる人
・退職は決意してるんだけど、いつ退職するのがいいか知りたい人
・どうせ退職するなら損せず一番得になるように退職したい人

に向けて書いています。

この記事を読むと

・退職について有益な情報をお伝えします。
・退職するとき、月の途中と月末のどちらがお得かが分かります。
・損せずお得に退職できる情報がわかります。

記事を読んでいただいた
皆さまの明日が、今日より
少しでもよくなればいいなと思います。

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退職するとき、月の途中と月末だとどちらがお得か?


まず結論からいきましょう。
退職するとき、月の途中と月末だとどちらがお得なのか?
結論、たいして差はなし!です。
ただし、日をあけずに次の会社への入社が決まっているなら
月の途中で退職すると収入のブレがなくなるので、いいと思います。

たいして差はないなんていうと、それじゃ答えになっていないと
つっこまれるかもしれませんが、どっちかが断然お得ということはありません。

退職日を月の途中にするか月末にするかで悩んでいる人は
そこまで大差はないので、会社と円満に話が進むように退職日を設定すればいいです。

とはいえ、いったい何が違うのか?

ざっくりいうと、社会保険料に差がでてきます。
ただしこの差というのも、退職日によって
社会保険料がすべて免除になる、なんてことはないので大きな差ではないです。

ただし、支払う(給与から徴収される)タイミングはそれぞれ状況によって
違ってきます。
これが先にも書いた収入のブレです。

もう少し深掘りして解説していきますね。

月の途中での退職と月末退職の違い


社会保険料の違いがあります。

違いといっても退職日によって免除される、みたいなことはないので
その点は覚えておいてください。
納める形は違っても、かならず社会保険料は納めなければいけません。

ただし社会保険料の納め方には、状況により3つのケースがあるので紹介します。

<退職日による社会保険料の納め方のケース>
1、今の会社の最終給与で社会保険料を2か月分支払う(月末退職の場合)
2、今の会社で1か月分、次の会社で1か月分支払う
(月の途中の退職で、かつ日を開けずに次の会社への入社が決まっている場合)
3、今の会社で1か月分、国民年金として1か月分支払う
(月の途中の退職で、すぐ次の会社には入社せず職に就かない期間がある場合)

さらに具体的に解説します。

1、今の会社の最終給与で社会保険料を2か月分支払う(月末退職の場合)

社会保険料というのは翌月控除となっている会社がほとんどです。
翌月控除とは、例えば10月の給与で引かれている社会保険料は9月分のものということ。
(※前提として社会保険料は翌月控除ということでこの後の話を進めます。)

またこのケース1は月末退職者の場合ですのでご注意ください。

退職するときに社会保険料はどうなるかというと、
仮に10月末で退職するとします。
10月の給与で引かれるのは9月分の社会保険料です。
社会保険料の翌月控除ですね、これは先述した通りです。

じゃあ10月分の社会保険料は翌月の11月給与から控除?
でも退職してしまうので11月の給与からは引けないよね?
となるので、どうするかというと10月の給与から10月分の社会保険料も引いてしまうんです。
退職月だけは、翌月控除ではなく、当月控除になるということですね。

つまり退職する10月の給与では、
9月分と10月分の計2か月分の社会保険料が
引かれるということです。
なのでその分手取りが少なくなります。
これが退職するときの収入のブレですね。

月末で退職するときは社会保険料がいつもの倍引かれて
手取りが少なくなるんだと覚えておいてください。

2、今の会社で1か月分、次の会社で1か月分支払う
(月の途中の退職で、かつ日を開けずに次の会社への入社が決まっている場合)

つぎは月の途中の退職の場合で、かつ日を開けずに次の会社への入社が決まっている場合です。

仮に10月の途中で退職するとします。
月の途中の退職の場合、会社はその月の社会保険料は発生しないと決まっています。

つまり10月の途中で退職した場合、10月の社会保険料は発生しないので
今の会社では給与から引く必要がなくなります。

では10月の社会保険料はどのように納めるのか?
次の会社の給与から引かれます。
正確には次の会社の11月給与から引かれます。

月の途中の退職で間をあけずに次の会社への入社が決まっている場合は
社会保険料のサイクルをうまく回せるんですね。

なのでケース1のような収入のブレが抑えられます。

3、今の会社で1か月分、国民年金として1か月分支払う
(月の途中の退職で、すぐ次の会社には入社せず職に就かない期間がある場合)

続いてケース3です。
月の途中の退職で、すぐ次の会社には入社せず職に就かない期間がある場合ですね。
この場合は会社の社会保険ではなく、一度、国民健康保険や国民年金に切り替える必要があります。
ただし社会保険料の納め方としては、ケース2と考え方は同じですね。

10月の途中で退職した場合、10月の社会保険料が国民年金に切り替わって
これをご自身で納める必要があるということです。

以上、3つのケースを紹介しました。

ご理解いただけましたでしょうか?

会社の厚生年金と国民年金の違い


補足として、会社の厚生年金と国民年金の違いについて
ご説明しておきます。

先ほどのケース3で月の途中の退職で、すぐ次の会社には入社せず職に就かない期間がある場合は
一度、国民健康保険や国民年金に切り替える必要があると書きました。

当然、会社の厚生年金と国民年金では金額が違ってきます。
また大きなポイントは、会社の厚生年金は保険料の半分を会社が折半して負担してくれる点です。
これは大きなメリットですね。

ご自身の負担額が仮にそんなに変わらなかったとしても、
実際に国に納めている保険料は、
厚生年金では自分が払っている(給与天引きされている)金額の倍を納めていると同じことなんです。

つまり納める年金の金額が多いから、その分将来もらえる年金の額も大きくなるということですね。
なので長い目で見ると社会保険料は会社に払ってもらった方が得ということになりそうです。

会社に払ってもらうケース1かケース2が得ということ。
さらにいえば、ケース2の月の途中で退職して、間をあけずに次の会社へ入社の流れが
退職による一時的な収入のブレもないですし、会社の社会保険に入っている状態が継続できるので
一番いいかもしれませんね。

退職を考えた時に一番始めにするべきこと


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退職日は月の途中で、間を空けずに次の会社に入社するのが一番いい


以上、今日は
「退職するとき、月の途中と月末だとどちらがお得か?」
について解説しました。

・勤めている会社を退職をしようかどうか悩んでいる人
・退職は決意してるんだけど、いつ退職するのがいいか知りたい人
・どうせ退職するなら損せず一番得になるように退職したい人

の疑問は解消することができたでしょうか?
なんとなくとか、ざっくりでもいいので、
理解してもらえていたら嬉しいです。

この先、行動に移すのは皆さまです。

行動しないと何も変わりません。

一つだけでも、
小さなことでもいいので
記事の中で、これなら出来そうだと思ったことは
即実践してみてください。

今日も最後まで
お付き合いいただきまして、
ありがとうございました。

少しでも皆様のお役に立てていると嬉しいです。
引き続きよろしくお願いいたします。

皆さまの明日が、今日よりよくなりますように。

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